果てに広がる山岳ワンダーランド

久々に戻ってきました。
幸いにも、また旅を続けられることになったので、更新再開します。
記憶が薄れつつあるので、雑になっているのは御堪忍下さい。。

[2/21]
チリ
オーヒギンズ氷河



オーヒギンズ村を出て、フェリーに乗って氷河観光。
季節はまだ夏なのに、山には雪が残る。氷河に近づくとより肌寒い。
初めて見る氷河は驚くほど碧く、またそのスケールに驚かされる。

一通り氷河を見学して対岸に着くともう夕方。
次の目的地まで、地図上6時間半のコースを3時間で踏破しようと試みるが、途中で力尽き、一緒に下船したイギリス人と途中で野宿をする。

チリーアルゼンチン国境付近

繁る森の中で、何も見えず、自分の息づかいと隣の寝息だけが聞こえる。
夜半に降り出した雨で起こされた。

[2/22]

日の出と共に起き、歩き始めてすぐ広がったのがこの景色。

アルゼンチン
デシエルト湖

パタゴニアのハイライトの一つ、フィッツロイを眼前に迎え、向かう足が自然に早まる。
麓のエルチャルテンに着き、宿を決める。
天候が優れなかったので、この日は選択をしつつ一日休む。
宿で、アコンカグア登頂のおじいさんに出会う。俺もいつか。

[2/23]

朝から曇り気味だったが、日程の都合もあり早速ハイキング。

アルゼンチン
フィッツロイ


セロ・トーレ

圧巻の一言。
最初は曇りがちだった天気も、登って行くにつれどんどん回復。
独特の形した山塊が雲の合間から顔を見せて驚愕、氷河が迫る湖越しにその威容を間近で見て、圧倒。
ここは必ず行くべし。計り知れないほどの感動。

夕方発のバスで、パタゴニア次のハイライト、パイネ国立公園を目指して拠点のエルカラファテへ。
そこで一泊。

[2/24-26]

パイネ国立公園を目指す。
公園内で二泊してじっくり散策する。

チリ
パイネ国立公園





天候に恵まれた日と残念だった日と。
イカーが多く、皆よくこんな僻地まで来るなぁと思う。自分もその一人。
トレイルは比較的日本と似ているが、広がる景色がこれもまた独特。
広大な国立公園を東西南北に踏破して、いくつもの驚きがあった素敵な散歩だった。
次は氷河を見に来たい。
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公園を抜けた後はバスに乗り、プンタアレナスまで南下。

[2/27]
チリ
マゼラン海峡

プンタアレナスは目の前にマゼラン海峡が広がる。
おそらく往時の活気はなく、大きな客船がのんびりと進んでいくだけ。
役目を奪ったパナマ運河も見てきたのだから、なかなか感慨深い。

そのマゼラン海峡を渡って南米大陸最南端へ向かう。

チリ/アルゼンチン
フエゴ島



時おり木々を見かけるが、凡そ荒涼とした土地進んで行き、最果ての地が近づいてくることを感じる。
パタゴニア地域はチリとアルゼンチンの国境を跨がる形で広がっており、国境越えはこれで6回目。
夕方に最終目的地、ウシュアイアに着く。
南米で一番有名な日本人宿、上野山荘に泊まる。
日本語で、安心して、皆で旅の情報交換と武勇伝自慢をする。笑

[2/28]
アルゼンチン
ウシュアイア



最果ての地は、ピンと綺麗な空気が張りつめたような素敵な朝でした。
背後には山が迫り、丘の上に作られたこの町は、コンパクトながらも立体感があり、散歩して楽しい町。
北緯20度のメキシコシティから、南緯55度のウシュアイアまで、見事な自然と壮大な文化、多様な人々に触れてきた一ヶ月半もこれでおしまい。
今度は北上します。